退屈人生の野放図生活

多目的ホール

2年とちょっとのフリーター生活を経て軟弱社会人(親の会社)へ。 日記雑記、どうでもいいこと

塊魂という不朽の超名作

  この間いとこの家に遊びに行ってきました。

その際たまたま思い出したのが、塊魂
 
塊魂とは、大コスモの王様(大きい)が酔った勢いで星空を破壊してしまったため、尻拭いとして王子(5cm)がモノだらけの地球で塊を転がして大きくし、それを夜空に浮かべ星空を再生させるというストーリー。ロマンチックアクションゲームである。”
ここでツッコミを1つ。
王様無責任すぎかよ!!
はい。あともう1つ…
ロマンチックアクションゲームって何!?
今までプレイしててロマンチックさを感じたことなんて微塵もありません。カオスさなr(ry
 
つまりは、各ステージに合った大きさのボール(塊)を転がし、色々なものを巻き込みながら塊を次第に大きくしていくゲームです。
何cm,何mまでとノルマがあり、制限時間の許す限りならいくらでも大きくできます。
段々と大きくしていきさっきまで巻き込めなかったものが巻き込めるようになるのはものすごく快感です。
またそれだけでなくどれだけ早く一定の大きさにできるか、特定のものをどれだけ沢山巻き込めるか等もあり色々な楽しみかたができます。
それに一度挑んだステージには何度も挑むことができるため初見で挑戦した時の自らの記録を更新したり、思いの外記録が伸びた時に再挑戦したりもできます。記録は任意で上書き可能で一回分の記録しか残せません。つまり一番良い記録だけ残しておけるワケですね。
 
 
なぜ塊魂かと言うと、いとこがまだ幼く学生ですらない頃に好きだったからです。
と、言うのも私(とその兄)が大好きで、その影響だったのですが。
もはや塊魂は私にとって人生の教訓です。神様的存在。最高峰の感動を与えてくれた。身内全員が塊魂を知っている。…………言いすぎました。
私達核家族とも言える(?)両親、兄は皆知っています。というか父親がはじめにゲームソフトを買ってきました。ps2の一作目の物ですね。とはいえこの間までそれしか持っていませんでしたが。
それといとこ家族も知っています。いとこの妹はまだ生まれていなかったですけど。
私の父親を中心として、2つの家族を巻き込んでしまう程の影響力があることには違いありません。塊魂だけに。
 
そんな塊魂ですが先述したようにいとこの妹は知らないわけです。なので教えて面白さを伝えていました……っと、さっき嘘言いました。思い出したのはいとこと遊んだときではなく
それ以前にネットサーフィンしてるときにBGMが思い出されそれで懐かしみながら調べていたのでした。いとこと遊んだのはその後です。そして調べた際に私は一作目しか遊んで居なかったなー、と。ほかの作品も買おう!と決心したのです。
 
そして なんやかんやあってから一作目をニューゲームで初めて見たワケです。
もう、面白すぎます。ヤバいです。なんたって次の日が仕事なのにそんなことも忘れて21時頃から朝方の6時までプレイ、半日近くかけてクリアをしてしまいました。まじで面白すぎ。
ただ気になった点があり、ps2だと液晶テレビに繋いでもデフォルトだとコンポジット接続しか行えないためぼやけるのです、画面が。
と悩んだ数時間後にはゲオにいました。そして中古のD端子ケーブルを購入していました。思い立ったが吉日ってことですね(※D端子ケーブルとは、液晶テレビにあるD4という規格に接続することができるケーブル。ps2対応にものは四角い端子と音声信号のケーブルが二本ついている。つまりは液晶テレビにおいてコンポジットより綺麗に映像を映せるワケだ。)
 
それほど塊魂は面白いのです。
 
まずは基本的にアナログスティック二本のみで操作できる単純さ。
よくある右視点変更左移動の3Dアクションに慣れすぎて慣れるまで少し難しかったですが。慣れてしまえば自由自在、細かい操作もできちゃいます。
そして次に面白いのが先述したけど、色々な楽しみ方ができる。数種類のステージ以外にもイトコやハトコ、(王子に似た見た目のキャラクター。一度巻き込むとそのキャラクターで塊を転がすことができます。)見た目に装飾を加えられるプレゼント等が各ステージに仕込まれておりなかなかのやり込み要素があります。
あとは、BGMも素晴らしいです。キャッチーで耳についてしまうような斬新な歌詞や言い回し、ずっときいていられるようなBGMが盛りだくさんです。主に歌が多いのでBGMとだけ言うより複数のテーマソングと表現した方が適切なのかもしれませんが。
他には、まあ色々な事が飛び抜けてます。ツッコミどころ満載です。正にカオスです。こんなに散らかってる地球があるか!と。
茶の間にザリガニがいるだなんて、
水中に赤身の寿司とエビフライが一緒に泳いでいるなんて、
ゾウさんじょうろが塊に驚いて逃げ出すなんて、
ツチノコが存在しているなんて、 
巻き寿司にカモフラージュしてフィルムが置いてあるだなんて、
まだよだれ掛けをつけている赤子が人生を語りだすなんて、
凍っているマンモスを巻き取るともがきだすなんて、
牛と熊に少しでも関わるものにここまで敏感にならなければいけないなんて、
握力計がそのへんに沢山転がっているだなんて、
誰が想像したであろうか。今までのアクションゲーム界隈で最も破天荒な事をしたのではないだろうか??とにかくすごいんです。あり得ないことが、いとも容易く行われているんです。何か日常に刺激がほしい人は是非とも遊んでみてください。きっとハマります。